SEO担当者の集客力-SEOに強いブログ備忘録

日々行っているSEO対策まとめ

SEO対策は無駄なのか。 ネットショップ、不動産のSEO対策に価値はあるのか。

松嶋俊です。

(松嶋俊 SEO対策 アナリティクス解析さんのプロフィール | ココナラ 

 

 

SEO対策をしてもなかなか効果がでないから、費用対効果が悪い。

電話や飛び込み営業、広告をかけたほうが効率的にアクセスを集められる。

 

私が過去に思っていたことです。また、You Tubeが流行りだしたときには、

 

今はYou Tubeデビューしてファン作りをすれば、

何でも売れるようになるから、You Tuber、もしくはティックトッカーで

影響力を付けることが優先順位高いでしょう。

 

バズらせよう。

 

バズらせるには、興味を引く動画が大事だから●●やってみた!の動画を撮影しよう。

 

このような事を社内で自信満々に話したこともありました。結果、そういうことは一切せずに10年以上SEO対策を続けています。

 

してきて感じるのは、一見効率的ではないと思われるSEO対策ですが、私としては、SEO対策ほど効率的なものはないと思っています。

 

その理由。また、なぜ、SEO対策が無駄と感じるネットショップ担当者や不動産などのSEO担当者がいるのかについても解説していきます。

 

 

SEO対策が効果的な理由

 

 

なぜ、SEO対策が効果的なのか実体験を踏まえてお伝えします。まず、

 

・自分たち(お店)が伝えたいことを伝えられる。

 

たとえば、美味しいパスタの作り方を研究に研究を重ね生み出したとしましょう。誰かに伝えたいと、SNSで発信しても様々な問題で伝えることは難しいです。

 

文字数の制限。

知り合い内でしか広まらない仕様。

画像がメインで文字は補助的な仕様。

 

など。

 

SEOは基本、テキストベースで作成します。文字数に限りがないのでユーザーが興味を示す内容を踏まえながら、あなたが伝えたい美味しいパスタの作り方を伝えることができます。

 

独自性があり、ユーザー満足度の高い内容とGoogleが判断した場合、あなたの記事は、毎日検索からアクセスが流れ込み、その中の何割かがあなたの作り方に共感を示してくれるようになります。

 

ちなみに、相思相愛になりたい方に対して伝えることができるというのが味噌です。

 

・相手の心を閉じた状態から徐々に心を開かせることができる

 

これも記事の良いところです。

僕もそうですが、初めてアクセスしたサイトは基本的に疑って見る傾向があります。

 

「誰が書いた記事なの?」「信用できるの?」と。

 

ただ、タイトル、導入部、見出しで気にある内容が書かれていて、ついつい読み進めていき、発言に対してもしっかり根拠と証拠が載せられていて「確かにそうだよな」と信用するようになってきます。(最近ではインフルエンザのかかる人、かからない人の記事を読み思わず、シェアしてしまいました)

 

そこにあなたが気になる内容や興味のある内容が書かれていたら、そして、あなたも共感してしまう想いや理念が書かれていたら、信用してしまいますよね。

 

記事の執筆者のことを信じ、結果心を開かせることができるのです。

 

おそらく、経験をされたことがあるでしょう。

 

・愛着をもってもらえるようになる

 

上記のような記事を何本も読むに連れて、「この人好きかも」「またこの人の記事が読みたい」と愛着が湧いてきて、同じジャンルのサイトの中でも、その執筆者のサイトを真っ先に読んでしまうほど好きにさせることができる。

 

ブックマークされているサイトも有るのかと思います。

 

SEO対策を行い、記事が上位に表示されることで上記のプロセスを24時間休まず、さらには自動的に行なってくれるのです。

 

誰彼構わず電話営業、飛び込み営業をして、相手にされず公園のベンチで「なんで俺はダメなだろう」と悩み、それでも何度も何度も同じことを繰り返す、そんなことはSEO対策をしっかりすれば、しなくてもいいのです。

 

10年以上SEO対策をしてきた結果、SEO対策は無駄ではないと感じています。(もちろん意味のないSEO対策の繰り返しであれば無駄であり、今すぐ違う集客方法を考えたほうが賢明です)

 

 

今の時代、これらのSEO対策では上位表示は難しい

 

 

楽天やヤフーショッピングなどのモールである程度売れてきたら、利益率の高い公式サイトブランドを確立して販売数を増やしたいと担当であれば、思いますよね。

 

広告以外のアクセス数を増やすには、必ずGoogle SEOに行き着きます。ただ、初めてSEO対策をする方でよくありがちな対策方法がありますが、これだけでは上位表示は難しいと感じます。

 

 

・サイト全体をテキストコーディング

 

Googleは画像を認識しない(現在は認識されていると言われています)ことから、サイト全体をテキストコーディングすることが常套手段です。

 

もちろんテキストコーディングは行ったほうがいいですが、基本的に何処のサイトでも行っている対策です。テキストコーディングをしたからといって他サイトとより頭一つ抜き出るわけではありません。

 

最低限しておかなければ行けない、対策と言えます。

 

 

・とりあえず、日常のことを記事にして更新する

 

レンタルカートには、フリーページがいくつか備えられていて、好きに活用することができます。SEO対策をするにあたり一般的にワードプレスでブログを構築しますが、成功するか分からない施策に費用をかけたくないのがほとんどでしょう。

 

試された方は分かると思いますが、デザインがチープになり、個人ブログのような見栄えになることがあります。

 

また、内容も日常の出来事やキャンペーンのお知らせに偏り、ユーザーにとって役に立つ記事とは程遠い内容を更新してしまう。

 

 

なぜ、これでは上位表示されないのか。

その答えは、Googleをこう考えてみると納得できます。

 

Google=巨大なQ&Aサイト」

 

検索ボックスでキーワードを打ち込むときにいつも何と入れていますか。

 

大半が、何かについての質問ですよね。そして、あなたがGoogleに求めるのは、質問に対しするアンサー記事であり、それも、解決できる適切な記事を求めていますよね。

 

あなたの自社サイトを一度見渡していただき、こう問いかけてみてください。

 

「掲載している記事は、ユーザーの役に立っているのか?」

 

日常のことやキャンペーンに付いての記事をメインに投稿している場合は、あなたのお客さんとなる層の方に役に立っているのでしょうか。もし、役に立っていなければ、いくら念じても上位表示することはありません。

 

なぜなら、質問に対して適切な記事を表示するためにGoogleには200以上のアルゴリズムを基に分析をしています。

 

Googleの理念に沿っていない記事は間違いなく上位に表示されることはなく、更には昨今の動きをみると記事の登録(インデックス登録)すらされない可能性があります。

 

SEO対策が無駄とおっしゃる方たちは、記事を更新しても一向に1ページ目に表示されず、アクセスが増えないことが要因として挙げられますが、それは上記の大きな理由でしょう。

 

僕自身が身をもって体験をしてきています。

 

今行っているGoogleの理念を基に、なおかつGoogleはどのようなサービスを提供しているのかを踏まえたSEO対策をするとGoogleアルゴリズムに好かれ、自然とアクセスが集まってきます。

 

これはある企業のSEO担当者になりブログ開設4ヶ月後の状況です。(2月にワードプレス構築が始まり、4月に溜まっていた記事を公開)

 



ニッチ商品を販売しているネットショップにワードプレスを導入してコンテンツマーケティングを展開していったときの結果です。

 

よくEC関係のカンファレンスで別のECサイトの担当と話をすると「よくそんなニッチ商品が売れますね」と驚かれるほどの商材ですが、表示回数を見ても1日20,000インプレッションほどまで成長することができました。

 

 

効果的なSEO対策とは

 

 

自分でSEO対策される人、中小企業のネットショップ担当者、大企業、または初めてSEO対策をされる場合でも長年SEO対策をされているサイトでも皆同じでまずはGoogleの理念を把握することが一番の近道です。

 

コンテンツというのは、どういったものでなければいけないのか。

どういうコンテンツが評価されるのか。

 

たとえば、GoogleSEOガイドラインにはこのようなことが書かれています。

 

Google や他のほとんどの検索エンジンでは、リンクによって評判を判断しています。Google 検索結果におけるサイトの掲載順位は、そのサイトにリンクしている他のサイトの分析によっても影響を受けます。リンクに基づく分析はサイトの価値を測定する効果的な方法で、これによりウェブ検索の品質が大幅に向上しました。リンクの量に加え、より重要な点として品質が評価の対象となります。」

 

とあるように他サイトであなたのサイトや記事を紹介(リンク)していると、それは評価に繋がりあなたのサイトに価値が生まれます。

 

また、紹介しているサイトが信用されているサイト(たとえば、公的期間やウィキペディアなど)であれば、なおさら信用度が高くなるということです。

 

しかし、このことについても触れています。

 

「しかし、一部の SEO やウェブサイトの所有者は、リンクの品質、ソース、自分のサイトに与える長期的な影響を無視して、PageRank を転送するリンクの売買を行っています。PageRank を転送するリンクの売買は、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に対する違反となり、検索結果におけるサイトのランキングに悪影響を与える可能性があります。」

 

他サイトで紹介されても、それが購入したサイトからのリンクであれば評価されることはなく逆に違反となりペナルティとなることになるとも書いてあります。

 

この2つの内容からでも目指すべき記事の方向性がわかりますよね。

 

 

Googleは巨大なQ&Aサイト

 

 

あなたが販売している商品・サービスを欲しているユーザーが感じている悩み、不満を解決し、今までの考え方や行動(良い方向に向かう)が180度変わるくらい影響を与えるコンテンツを配信することです。

 

そのために必要なことは3つです。

 

1つ目:ターゲットを明確にしましょう。

 

響くコンテンツを作成するときに、誰に読ませたいかを明確にすることが大事です。

 

例えば、あなたがスポーツシューズを販売しているとします。あなたのお店と相思相愛になれるのは、ランニングをこれから始めようとスポーツシューズをネットで調べている人ですよね。

 

間違っても、先日購入したスーツに合う革靴を探している営業マンではありません。コンテンツ記事を作成するときも、その記事は誰に向けての記事なのかを明確にすることが大事です。

 

2つ目:記事を制作する前に調査を入念にしましょう

 

少し例を変えてみましょう。例えば、あなたが夢中になっている人がいます。10日後が誕生と知ったときに、何をしてあげたいと思いますか。

 

プレゼントですか。旅行に連れていきますか。

または、0時ちょうどに「おめでとう」と伝えますか。

それとも、一日ずっと一緒過ごしますか。

 

これは、人によって差が出てくると思います。

言葉で「おめでとう」と伝えられると喜ぶのか、それともプレゼントで喜ぶのか、

一緒の時間を過ごすと喜ぶのか。

 

人には必ずタイプが存在するので、異なった行動を取ると嫌がられるし、正しい行動を取ると喜んでもらえます。

 

記事を書くときも、「誰に」が書く記事が決まったら、「どのような内容」が心に刺さるのかを調査することで、的を得た内容がかけるようになります。

 

3つ目:相手が納得する文章を書きましょう。

 

たとえば、結婚式に参列する3日前にニキビができて今すぐ直したと悩んでいたとします。

 

Googleで「ニキビ 治す」と検索して1位に「3日で簡単にニキビが治る方法」という記事を発見して迷わずクリックをすると思います。

 

導入部分や目次に目を通すと「私の悩み解決できるかも」と期待を感じ読み進めてみると「ニキビを治すには洗顔をしないことです。今から3日間朝晩の洗顔をしないでください。そうすれば3日後にはニキビがなくなっています」という内容の記事だったらどう感じるでしょうか。

 

胡散臭いと思いますよね。

そして、信用できず違うサイトの記事を探しにいくと思います。

 

このように何かを主張したときに、理由と根拠となるデータなどが無い主張のみの記事では信用されないということです。

 

注意点

 

記事を作成するに当たり、もう一度注意点を確認しておきましょう。

 

・無意味な情報を発信している

 

冒頭でもお伝えしましたよね。

とりあえず更新の為に書いた記事や社内で強制的に言われた内容を嫌々引き受け、読み手のことを考えず、日常の出来事と絡めた相手からしたらどうでもいいような内容の記事。

 

そのような記事を定期的に更新している場合は、間違いなくSEO対策の観点からは無駄なことを繰り返していますので、今すぐ正しいやり方で対策をすることをおすすめします。

 

 

今まで思いつきで書いていた記事からSEO対策に適したやり方に変えることで、最初は手間がかかるなと感じるかもしれません。また、なかなか結果がでないからやっぱり効率が良くないと思うかもしれません。

 

徐々になれていくしか方法はありません。

 

アクセスが少ないサイトはGoogleクローラーの回る頻度が少ないため、検索に表示されるのにも時間がかかりますが、時間が経てば必ず表示されますし、少しづつアクセスが増えてくると表示されるまでの期間も短くなっていきます。

 

そこから、あなたの記事を読む方が増え、理念に共感し、提供する商品・サービスを購入する方が増えてくるはずです。

 

あなたが現在20歳であれば、21歳は1年後にきます。どうせ1年後に21歳になるのであれば、その1年を意味有るものにしてみませんか。

 

SEO対策は短期的にみれば、費用対効果は悪いでしょう。

 

構築などに出費がかさみますから。しかし、コツコツ良い記事を投稿していけばリスティング広告では数十万から数百万をかけて集めるアクセスを無料で集めることができます。

 

資産がたまり続けるため長期的に考えればSEO対策は無駄ではなく、売上アップやブランド構築を担ってくれる大切な販促の一つと言えるでしょう。